3 4月

「涙雨」

私の存在がなげかけた言葉に涙雨がふる。
私の人生、涙雨が多かった。
それに連鎖する涙雨が互いの人生を物語る。
この涙雨が心を軽くすることを祈る。
涙雨にも質がある。ただ、悲しみだけを表現するのが涙雨じゃない。
自分を愛し、自分をいたわり、自分をキュッと抱きしめてあげられなかったことに気づく涙雨。
それが私の涙雨。
頬につたわるその涙雨がかわく頃、笑顔にかわる涙雨が人生をかえるだろう。